さて、アルファベット26文字にはそれぞれの音がありましたね。
それらが組み合わさった場合は新しい音になったり、各々の音を残しつつ混ざったりします。
今回は、フォニックス 子音ペア(子音が続いたときの発音)をまとめました。
新しい音をつくる子音のペア
まずは2つの子音がペアになって新しい音を作るグループです。(Digraph=2字1音)
例えば「ch」。
c、hそれぞれの発音は
・c ⇒ クッ(息の音)
・h ⇒ ハ (息の音) です。
ですがこれがペアになると”クハッではなく”“ch ⇒ チッ”という音になります。
このように組み合わさることで、それぞれの音とは違う新しい音になる子音ペアがあります。
メモ | |
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ch(chestなど) | 息の音で「チッ」。舌打ちのようなイメージ |
sh(shortなど) | 息の音で「シュッ」。汽車の音を真似するときに言う「シュッ、シュッ、ポッポ」のようなイメージ |
ph(phoneなど) | ※f/ph/ghは同じ音 息の音で「フ」。ケーキのろうそくを消すようなイメージで |
gh(coughなど) | ※f/ph/ghは同じ音 息の音で「フ」。ケーキのろうそくを消すようなイメージで |
wh (whileなど) | hはサイレント(発音しない)ウを強く、ワを弱く短く言うイメージで「ウヮ」 |
th①(thinkなど) | 舌先を前歯で軽く噛み息の音で「ス」と言いながら舌を引く ※thは2つ音があります。こちらは無声音 |
th② (theyなど) | 舌先を前歯で軽く噛み「ズ」と言いながら舌を引きます。 ※thは2つ音があります。こちらは有声音 |
ng(singなど) | ンとグの2音ではなく1音で「ング」というイメージで |
各々の音を残しつつ混ざりあう子音ペア(2文字)
続いては、各々の音が残るペアです。
このグループは新しい音を作るのではなく、それぞれ音がくっついて一つの音になるというイメージです。
例えば「sp」のそれぞれの音は
・s ⇒ スー(息の音)
・p ⇒ プッ です。
それがペアになることで”sp ⇒ スプッ“という一つの音になります。
ポイントは、「スプッ」という1つの音だと思って発音することです。
発音メモ | |
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sc (schoolなど) | 息の音で「スクッ」※scとskは同じ音 |
sk(sketchなど) | 息の音で「スクッ」※scとskは同じ音 |
sp (spendなど) | 息の音で「スプッ」 |
st (startなど) | 息の音で「ストゥッ」 |
sw (swimなど) | wで口をしっかりすぼめます。 「スウッ」というイメージ |
sm (smartなど) | 「スムッ」というイメージ |
sn (snapなど) | 「スヌッ」というイメージ |
各々の音を残しつつ混ざりあう子音ペア(3文字)
発音メモ | |
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str (strongなど) | 分かりにくい場合は”st+r “と考え慣れてきたらstrで1語として発音 |
scr (scrollなど) | 分かりにくい場合は”sc+r “と考え慣れてきたらscrで1語として発音 |
squ(squeezeなど) | ウを弱く1語で「すくう」というイメージ |
spl (splashなど) | 分かりにくい場合は”sp+rl”と考え慣れてきたらsplで1語として発音 |
spr (spreadなど) | 分かりにくい場合は”sp+r “と考え慣れてきたらsprで1語として発音 |
thr (throwなど) | 分かりにくい場合は”th+r “と考え慣れてきたらthrで1語として発音 |
L/Rがつく子音ペアの発音
LまたはRと子音がくっついたペアです。
LとRの発音が全く同じになったり、日本語の「る」にならないようにしましょう。
Rがつく子音 | Lがつく子音 |
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br (brownなど) | cl (clapなど) |
dr (dramaなど) | fl (flagなど) |
cr (cryなど) | pl (placeなど) |
fr (frontなど) | sl (sleepなど) |
tr (trainなど) | bl (blackなど) |
pr(programなど) | gl(glassなど) |
gr (groupなど) |
-フォニックス発音まとめ記事-
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