数量を表す単語はいくつ知っていますか?
much, little, a little, a lot of, some, a bit…など
たくさんありすぎて
ちょっとややこしいですよね。
今回はこれらの意味や違いなどを
すっきり解説していきます。
数量を表す単語一覧表
程度 | メモ | |
---|---|---|
many much | “たくさん“ | – |
a lot of lots of | “たくさん“ | much&manyより 少しラフ 形容詞的な用法 |
a lot | “たくさん“ | 名詞/副詞的な用法 |
not many not much | “あまり多くない“ | few/littleに近い |
too much too many | “必要以上に 多すぎる“ | ネガティブな意味が強い |
so much so many | “とてもたくさん“ “多すぎる“ | – |
few little | ”ほとんどない” | ネガティブな意味が強い |
a few a little | “少しある“ | someに近い |
a bit a little bit | “少し“ | a littleとほぼ同じ |
some | “いくつか“ | 主に肯定文で使う |
any | “ほとんどない“ “なにかある?” | 主に否定文と 疑問文で使う |
・muchとmany
manyとmuchは
数量をいうときに非常によく使われます。
名詞の前につけて
“たくさんの~”という意味になります。
質問文にした場合は
数量がどれくらいかを尋ねる文になります。
・much→数えられない名詞につく
・many→数えられる名詞につく
- There’re many children in the park today.
(今日は公園にたくさんの子供がいる) - I saw he had much money in his wallet.
(彼のお財布にたくさんお金が入っているのを見た) - How many books does the library have?
(この図書館にはどれくらい本があるんですか?)
a lot of / lots of / a lot
a lot ofとlots ofも
“たくさんの“という意味です。
名詞の前に置いて形容詞的な役割をします。
- He has a lot of experience.
(彼は経験が豊富だ) - Erika has lots of friends so she’s always busy.
(エリカは友達が多いからいつも忙しい)
much&manyより
少しラフな言い方ですが
ほぼ同じイメージです。
a lotも”たくさん“という意味ですが
名詞/副詞的な働きをするので、
名詞の前には置きません。
文末に来ることが多いです。
- I don’t know a lot about wine.
(ワインはあまり詳しくない) - We laughed a lot.
(たくさん笑った)
not much / not many
muchとmanyを
notがついた否定の文で使うと
“あまり多くない“という意味になります。
- I couldn’t take many pictures.
(あまり写真を撮れなかった) - We don’t have much time to explain to you.
(あなたに説明している時間はあまりない)
so much / so many
so much & so manyは
“とてもたくさんの“という意味で
much&manyをより強調する言い方です。
- There is so much rain lately.
(最近雨ばっかりだね) - She had so many problems.
(彼女は非常に多くの問題を抱えていた) - So much water is necessary to fill the pool.
(プールを満たすには大量の水が必要だ) - There were so many fans at the concert.
(コンサートには非常に多くのファンがいた)
veryと同じとも言えます。
ポジティブ/ネガティブ
両方の意味で使われます。
too much / too many
tooをつけて
too much/ too manyにすると
“必要以上に多すぎる“という意味になります。
ネガティブな意味で使われることが多いです。
- You ate too many snacks.
(お菓子食べすぎだよ) - It’s dangerous to take too many medicines.
(薬の過剰摂取は危険だ) - I have too much things to remember.
(覚えることが多すぎる) - That’s saying too much.
(それは言いすぎでしょ。)
so many/muchとの使い分けのポイントは
・「必要以上に」というニュアンス
・ネガティブな意味か
という点です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
・fewとlittle
fewとlittleは
“ほとんどない“という意味です。
ネガティブな意味が強いです。
・few→数えられる名詞につける
・little→数えられない名詞につける
- I had few friends when I was a child.
(子供の時は友達がほとんどいなかった) - We have little space in our car so you can’t get in the car.
(スペースがもうないから乗れないよ)
a few / a little
a few/ a littleの形にすることで
“少しの“という意味になります。
意味はsomeに近いです。
- I have a few warm clothes.
少しなら暖かい服を持っているよ。
(=I have some warm clothes.) - It’s a little cold.
(少し寒い) - We stayed a few days in France and visited a museum.
(フランスに数日滞在して美術館に行った) - She ate a little bread before she went to work.
(彼女は仕事前に少しパンを食べた)
a bit / a little bit
a bitやa little bitも
“少しの“という意味です。
a littleともほぼ同じ意味です。
- We have a bit of beer left over from the party.
(パーティーのビールが少し残ってるよ) - I improved in English a little bit.
(英語が少しだけ上達した)
厳密に程度の差を言うと
a bit > a little bitですが
ほぼ同じです。
・someとany
someとanyも数量を表す単語ですが
基本的にsomeは肯定文、
anyは否定文と疑問文で使います。
・some=”いくつかの~ “
→基本的に肯定文で使う
・any = “少しも~ない“or”なにかありますか?”
→基本的に否定文や疑問文で使う
- I have some questions.
(質問がいくつかあります) - I don’t have any questions.
(質問はありません) - Do you have any questions?
(何か質問はありますか?) - I have some pain in my arm.
(ちょっと腕に痛みがある) - We don’t have any time to make breakfast.
(朝食を作る時間がない) - Have you seen any good movies lately ?
(最近何か良い映画みた?)
someをポジティブな意味で使う
ということではなく
notが入っていない
肯定文で使うということです。
疑問文のsome
何かリクエストや提供をするときは
someを疑問文で使います。
- Would you like some milk and sugar in your coffee?
(コーヒーに砂糖とミルクはいれる?) - Can I borrow some money for lunch?
(ランチにお金借りてもいいかな?)
肯定文のany
肯定文でanyが使われるのは
どこでも、誰でも、いつでも…等
何かの制限がないことを伝える文です。
- Anytime is fine.
(いつでもいいよ) - Anyone can join.
(誰でも参加できます。) - You can choose any shoes. I’ll buy them for you.
(好きな靴を選んでいいよ。買ってあげる。)
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