英語の”弱形”とは?知ってる単語が聞こえない原因?一覧表付きで詳しく解説。

英語の勉強

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ネイティブの英語を聞いていて、
字幕を見ているのに聞き取れない
という経験はありませんか?

もしかしたらそれは
“英語の弱形”を知らないからかも。


“弱音”は
リスニング改善したい人には
絶対に役立つ発音ルールなので
ぜひチェックしてみてください!


結論:弱形とは言いやすさ重視の短く弱い音


結論

◇強形と弱形の2つ音を持つ単語がある
◇弱形とは言いやすさ優先で発音される短い音
◇ネイティブが日常的に使うのは弱形
=弱形を知ることはリスニングのカギとなる!


単語には弱形と強形がある

・弱形⇒短くて言いやすい発音(日常的に使われる)
・強形⇒丁寧/強調のときに使う発音


英語には“弱形”“強形”という
発音を2つ持つ単語が存在します。


弱形とは、その単語が
文章内で弱く/短く発音される音のこと。


この「弱い」というのは
小さい声で発音するということではなく、
発音しやすいような簡単な音に変わる
ということです。

対して強形は
強調したり、丁寧に言いたいときに使われる発音です。


そしてネイティブが日常的に使うのは弱形の発音なのです。

そのため
この弱形を知ることは
リスニング攻略のカギとなります。



例えばandの弱形と強形

例えば接続詞“and”の発音は
・弱形⇒ ン / ンド /ァン
・強形⇒ アンド
のようになります。


andの音例文読み
◎弱形
→ン/ ンド /ァン
salt and pepper.
(塩とコショウ)
ソル “” ペッパー
◎強形
→アンド
He is rich and handsome.
(彼はお金持ちでハンサムだ)
リッチ “アンド” ハンサム


日本人は強形で音を覚える人が多い

日本人は基本的に
強形の発音にしか慣れていないので以下のことを理解するのが大切です。


重要

・発音は弱形と強形のふたつある!
・弱形と強形の発音は全く異なる!
・会話で主に使われるのは弱形である!




全単語が弱形を持つわけではない

全ての単語が弱形と強形、
2つの発音を持つワケではありません。

“機能語”と呼ばれる単語は
弱形と強形の2つを持つ場合が多いです。

対して”内容語”は
発音が1つしかない場合が多いです。


◎機能語
⇒大きな意味を持たず
内容語をサポートする語。
弱形と強形の2つ発音を持つ場合が多い
(前置詞、代名詞、冠詞、接続詞、助動詞)


◎内容語
⇒文中でメインとなる意味を持つ言葉
発音は1つしかない場合が多い。
(名詞、形容詞、動詞、副詞)


弱形の発音一覧

発音が大きく変わる単語もあれば
ほとんど変わらないものもあります。

基本的には
・短くなる
・母音が弱くなる

パターンが多いです。


前置詞

強形    弱形       
inイン[ín]ァン [ən]
onオン[ɔ́ːn ]ァン[ ən]
toトゥ[túː ]タ[tə ]
ofオヴ[ˈɔv]ァ/ ヴ/ ァヴ [ ə/v/ əv]
atアット[æt ]ァト[ ət ]
forフォー[fˈɔɚ ]ファ[fə ]
fromフロム[frάm ]フロム[ frəm]
asアズ[ˈæz]ァズ[əz ]

例:He talked to me.
<弱形>talked to⇒ トーク “タ”
<強形>talked to⇒トークㇳ “トゥ”



接続詞

強形   弱形   
andアンド[ˈænd]ン/ンド/ァン [n/nd/ən] 
butバット[bˈʌt]バット[bət]
orオア[ˈɔɚ]オー/ァ [ɔː/ ə]


例:White or black

弱形 or ⇒ ワイ“ダ”
強形or ⇒ワイト “オア”

この場合のorは
・弱形で”ァ”になる
→whiteのtとくっつき”タ”になる
→母音に挟まれてるので”ダ”になる
というように変化して最終的に
“ワイダブラック”のようになります。




\ ダ音に変化する発音ルールはこちら /


冠詞

強形弱形
aエイ[éɪ]ァ[ə]
theズィ[ðiː]ザ[ðə]

冠詞の場合、
弱形の方がなじみがあるので
聞き分けはしやすいです。

<弱形> a⇒ “ァ” I’m a doctor.
<強形> a⇒ “エイ” A minus B


代名詞

強形弱形    
meミー [míː]ミ [mi]
ourアウワ[ɑː]アー[ɑɚ]
usアス [ˈʌs]ァス[əs]
youユー[juː]ュ[ jʊ ]
yourユア [jɔː]ヤー[jɚ]
heヒー [híː]イー[ i ]
hisヒズ [híz]イズ[ɪz]
himヒム [hím]イム[ɪm]
sheシー[ʃíː]シ [ʃi]
herハー [hˈəː]ァー[ɚ]
themゼム [ðém]ァム [ðəm]


例:Did you ask him?

<弱形> ask him⇒ アス “キ”
<強形>ask him ⇒ アスク “ヒ”

himは弱音でhが消え”イム”になります。
加えてaskのkと連結して”キ”となり
最終的にアスキムのように聞こえます。


\ 連結の発音ルール /


助動詞

強形弱形
do[dúː][duː / dʊ]
have[hˈæv][həv /v]
has[hˈæz][həz /z /s]
had[hˈæd][həd/ d]
can[k`æn][k(ə)n]
will[wíl][əl / l]
must[mˈʌst][məs]
should[ʃˈʊd][ʃəd]
could[kˈʊd][kəd]
would[wˈʊd][əd/ d]

例:You can do it.

<弱形>can do ⇒ “カンドゥ”
<強形> can do⇒ “キャンドゥー”

canとdoは弱音でカン、ドゥのように
短くなります。


be動詞

強形弱形
be[bíː][bi]
am[ˈæm][m]
is[íz][ɪz]
are[ὰɚ][ɚ]
been[bɪn][bən]

例:You are nice.

<弱形> You’re⇒ “ュア”
<強形> You are⇒ “ユーアー”

be動詞は基本的に
I’m~
you’re~
のように省略形で短く発音されます。


\ 短縮形の発音まとめ /




“弱形”に慣れよう!

リスニング攻略のカギの1つは
“弱形の発音に慣れる”こと!

日本国内で耳にする英語は
強形の発音が多く使われたりしています。

ですが、
ネイティブの日常会話は弱形が基本
ということをぜひ覚えておいてください。


もしネイティブの英語を聞く機会があれば
この弱形に注目して
英語を聞いてみてくださいね!


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