今回は発音ルールの一つ“フラッピング“について解説していきます。”フラップT”と言われたりもしますね。
フラッピングとは?
フラッピングとは、単語や文章中で”Tの発音がDとLの間のような音に変化する“という発音ルールです。
例えば”water”という単語。
アメリカ英語の場合の発音は、waterのTの音が変わり「わーだー」(D+Lの音) という発音になります。
≪water≫
他にもこのような単語が挙げられます。
≪sweater≫
≪refrigerator≫
≪hospital≫
≪better≫
主にアメリカ英語に見られる特徴で、イギリス英語でフラッピングは起きないと言われています。
フラッピングをしないのは間違っているとか、100%イギリスの人が使わないとかそういう厳格なルールみたいなものではありません。単なるひとつの音声変化の知識として頭の隅に置いとくだけでいいでしょう。
フラッピングが起こる条件
・Tが母音と母音に挟まれている
・TがRと母音に挟まれている
・フラッピングが起こらない条件
上記の条件を満たしていてもTにアクセントがある場合はフラッピングは起きません。そのままTの音で発音します。
例えば
・rotation
・hotel
・potato
などが該当します。
・文章の中で起こるフラッピング
フラッピングは1つの単語の中だけでなく、2つ以上の単語の組み合わせの中でも起きます。
Tが母音と母音に挟まれている時です。
(母音+Tの順で終わる単語 + 母音で始まる単語)
≪Get up≫
≪check it out≫
≪about us≫
TからNに変化するもうひとつのフラッピング
フラッピングにはもうひとつあります。
Tの音がNの音に変化するというものです。
こちらも“N+T”が母音と母音に挟まれている時に起こります。
≪center≫
≪internet≫
≪twenty≫
ちなみに、単語の最初の文字ではないYは基本的に母音扱いになるのですよ。
最後に
いかがでしたか?
今回はTの音が変化するフラッピングについてでした!
英語に慣れてくると、自然とフラッピングが出てくる人も多いと思います。できないとだめというものではないので安心してくださいね。
他にも音声変化や発音について記事を書いてますので気になる方はぜひチェックしてみてください。
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