今回は「a」の発音
について解説していきます。
細かく分類すると
aには7種類の発音がある
ことをご存じでしたか?
ネイティブは、
この7種類を自然に使い分けています。
かなり微妙な違いのものもあるので
ネイティブレベルの発音を目指している方は
ぜひ確認してみてください。
Aの7つの発音一覧
発音 | 単語 | 発音のコツ |
---|---|---|
①æ /「エァ」
| exact, actually, apple
| エー→アーと言ってみましょう。 エからアに音が変わるちょうど間の音です。 |
②ɑ: /音があがる「アー」
| father, alms, barn
| 普通にアーというより 少し音があがる |
③ǝ /短く曖昧な「ア」
| about, around, zebra
| 曖昧に短く「ア」 |
④ɔː /音が下がる「ア」
| ball, tall, calling, law
| ・あくびの時の口 ・オとアの間の音 ・音がさがるイメージ |
⑤ei /アルファベット読みの「エイ」
| cable, stable, able, ate
| エにアクセントを きかせて「エイ」 |
⑥e /伸ばす「エー」
| share, careful, rare, air
| 通常の「e」の発音をそのまま伸ばして「エー」 |
⑦ə/ 短く曖昧な「エ」
| private, climate, senate
| 曖昧に短く「エ」 |
シュワ音”ə“にご用心
ちなみに発音記号のəは
シュワ音といいます。
こちらは非常に曖昧で特徴がない音。
それゆえ
①と⑦の発音は”ə“ですが
同じようで同じ発音ではない…
という説明も難しい音になっています。
曖昧に発音されるのがə。
つまり
ア、イ、ウ、エ、オを曖昧に発音すると
全部əという音になるということです。
だから
曖昧な「ア」も
曖昧な「エ」も両方
əという音になります。
同じ単語でも変わるaの発音
いくつかの単語は
①弱形と②強形の2種類を
持っているのをご存じでしたか?
・弱形⇒短くて言いやすい発音(日常的に使われる)
・強形⇒丁寧/強調のときに使う発音
この弱形と強形によって
同じ単語でも発音が変わる場合があるのです。
例えば”and“は発音が2種類あります。
発音記号 | 例文 | |
---|---|---|
<弱形の場合> ン / ンド /ァン | ən(d) aの発音はə | Salt and pepper.
(塩とコショウ) |
<強形の場合> アンド | ænd aの発音はæ | He is rich and handsome.
(彼はお金持ちでしかもハンサムだ) |
表にある強形の例文
「彼はお金持ちで“しかも”ハンサムだ」
のようにandの部分を
強調したりする場合は強形の発音、
それ以外は基本的に弱形の発音が使われます。
ネイティブが日常で
頻繁に使うのは弱形!
弱形と強形の理解は
リスニング攻略のカギにもなります。
詳しくはコチラの記事をチェックしてみてください。
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