英語のルール”リンキング”とは?

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リンキングとは?


リンキングとは(文章内で)単語同士がくっついて発音が変化するという英語の発音ルールです。


例えばstand up (スタンド アップ)は”スタンダップ“のように発音されます。これはリンキングが起きているからです。


standのdとupのuがくっついて、発音が変わる!

stand up(スタンド+アップ)
→stan "d+u" p  (スタン+ダ+プ)
→standup(スタンダップ)



このように音がくっつく(=連結/リンクする)現象をリンキングといいます。


リンキングは会話内で頻繁に起こる、同時に別の発音ルールが発生することがあるということからリスニングの際に少しやっかいなルールと言えます。


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

「こういうのがあるんだ」と知っておくだけでも一歩前進です。また、リンキングは100%必ず起きるものではないことも理解しておきましょう。


基本的なリンキングと主な例


とりあえず覚えておきたいリンキングの基本は以下の3種類です。


基本の3つのリンキング

❶子音と母音がくっつく
❷母音と母音がくっつく
❸単語とyouがくっつく


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

以下の母音や子音はスペル(文字)ではなく“発音が母音/子音“という意味ですので注意してください。



・子音と母音がくっつく

もっとも起こりやすい基本のリンキングです。
・単語の最後の文字(子音)と
・次の単語の頭の文字(母音)

がくっついて一つの音に変化します。



<身近な例>

・Just a moment⇒ ジャス “タ” モーメン(t+a)

・Good afternoon⇒ グッ“ダ”フタヌーン(d+a)

・talk about⇒トー“カ”バウ (k+a)

・far away⇒ ファ“ラ”ウェイ(r+a)

・as soon as⇒アズ スー“ナ”ズ(n+a)

・fill in ⇒フィ“リ”ン (l+i)

・keep on⇒ キー“ポ”ン(p+o)

・I have a pen⇒アイ ハ”ヴァ” ペン(v+a)



・母音と母音がくっつく


母音と母音の場合は”音がくっつく+新しい音が混じる“ということが起きます。


☑ 語尾の"a,e,i"+母音→「y」の音が混じる
☑ 語尾の"o,u"+母音→「w」の音が混じる


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

繰り返しますがスペルではなく“音”がaeiouなことに注意。スペルがoでも発音が”a”のようなことはよくあります。


<”a,e,i,+母音>
→yが混じる

・the end ⇒ジ “イェ”ンド (i+y+e)
・try out ⇒トライ“ヤ”ウト (i+y+a)
・high up⇒ハイ“ヤ”ップ(i+y+a)


<”o,u”+母音>
→wが混じる

・do it⇒ド“ウィ”ッ (u+w+i)
・go on⇒ゴ”ウォ”ン(o+w+o)
・you all⇒ユ“ウォ”ール(u+w+o)


・単語とyouがくっつく


単語にyouが続くとき、音がくっついて変化する場合が多いです。


≪単語とyouのリンキング例≫

・Did you⇒ディ“ジュー” (d+you)
・want you⇒ウオン“チュー” (t+you)
・Bless you⇒ブレッ“シュー” (s+you)
・keep you⇒キー“ピュー” (p+you)
・If you⇒イ“フュー” (f+you)


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

何の音に変わるかは単語次第。単語の最後の文字とyouの並びを見てざっくりイメージできるとよいでしょう。


最後に

いかがでしたか?

英語ではリンキングによって音が繋がったり変化したりする、ということでした。


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

実際の会話では何か所もリンキングが起きたり、他の音声変化のルールが同時に起こります。基本のリンキングルールを押さえたからと言ってすぐに「全て聞こえるようになりました!」というわけにはいきません。


ですが頭の隅に置いておくだけでも、発音改善やリスニングに少しでも役立つと思います。

その他にも音声変化のルールはいくつかありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

・リダクション
・弱形とは?
・フラッピング




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