英語の発音ルール”リダクション”とは?基本をわかりやすく解説

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リダクションとは


リダクションとは、文章中の文字が発音されない又は発音が変わるという英語の発音ルールです。


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

音が「脱落する」といわれたりもします。




例えばこんなものがリダクションに該当します。


・Good morning
⇒グ“ッ” モーニング
→dが発音されない!


・He talked to me
⇒ ヒー トーク “タ” ミー
→toが”トゥ”ではなく”タ”に変わる


発音には”弱形”と”強形”の2種類ある



リダクションとセットで絶対に知っておくべきなのが、発音には”弱形”と”強形”の2種類があるということ。



前置詞/代名詞/助動詞などの“機能語”と呼ばれるものはだいたい弱形と強形の2つの発音があります。

<機能語とは?>

⇒それ自体に大きな意味を持たず、文をサポートする言葉。(前置詞、代名詞、冠詞、接続詞、助動詞)

対して内容語文中でメインとなる意味を持つ言葉。名詞、形容詞、動詞、副詞



例えば接続詞の”or”は発音が2つあります。


・弱形⇒ “オー” (会話で主に使われる)
・強形⇒ “オア” (強調するときに使われる)



そして機能語は、会話中に弱形で発音されることの方が多いです。


ですのでorの発音は”オア”と思っていると聞き取れないという事になりがちなのです。実際には短く”オー”と発音されているので。


ハナガラヘビ
ハナガラヘビ

これは”知ってる単語なのに聞き取れない現象”の原因の一つにもなっています。


リダクション①発音しないパターン

それではリダクションのお話に戻りましょう。


まずは”発音しない”という現象が起こるパターンのリダクションです。



発音しないリダクション

・単語末/文末の破裂音を発音しない
・副詞のlyの前の音を発音しない
・同じスペルが連続すると片方の音を発音しない



・破裂音が発音されない

文末や単語末の破裂音(b/d/g/k/p/t)はその音の口の形を作るだけで発音されない、ということがよくあります。



≪例≫
・oh my god⇒オーマイ ガ “ッ” (dが消える)
・help me⇒へル“ッ” ミー (pが消える)
・sit down⇒スィ“ッ” ダウン (tが消える)

・副詞のly

副詞のlyの前にあるtやdは発音されないことがよくあります。


・exactly⇒イグザ“ッ”リー (tが消える)
・friendly⇒フレン“ッ”リー(dが消える)

・似た音/同じ音が連続すると片方を発音しない



文章や単語の中で
・似た音が連続する
・単語の最後と次の単語の最初が同じ
という場合は、片方だけが発音されます。



・cupboard⇒カ“ッ”ボード (pとbは発音が似てる)
・I’ve found⇒ アイ” “ファウンド(veとfの音が似てる)
・take care⇒テイ“ッ” ケア (keとcの発音は同じ)
・What time ⇒ワ“ッ”タイム (tが連続する)
・good dog ⇒グ“ッ”ドッグ(dが連続する)

リダクション②発音が変わるパターン


リダクションのパターン2つめは発音が変わること。


これはつまり、“弱形で発音されるので音が変わります”ということです。



文章内の助動詞/前置詞/代名詞/接続詞/冠詞は主に弱形で発音されるため発音が変わります。


・or/オア ⇒ “オー”
・can/キャン⇒“カン”または“クン”
・you/ユー⇒ “ュ”または“ヤ”
・her/ハー⇒ “アー”
・him/ヒム ⇒ “イム”


\ 弱形について徹底解説! /

最後に


いかがでしたか?
今回は発音ルール”リダクション”についてでした。


今回のまとめ

・リダクションとは発音されなかったり、発音が変化すること

・発音には弱形と強形の2種類ある
・会話では弱形のほうがよく使われる



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この他にも発音のルールについていくつか解説記事を書いてますのでぜひチェックしてみてください。

・リンキング
・フラッピング
・シュワ音 “ə”の発音
・Aの7つの発音


以上、NEラボでした!

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